2019.04.09
加工品/PFA樹脂溶接加工
久しぶりの更新です。
フッ素樹脂の一種「PFA」の製品に枝管を取付け、溶接加工を施しました。
上記写真をクリックして拡大表示して頂くと、右側の短管の根元にぐるっと溶接した様子が見えます。
融点が高いことから、塩ビやPP(ポリプロピレン)の溶接以上に丁寧に作業を進める必要があります。
PFAはフランスのデュポン社が開発したフッ素樹脂の一種で、-200℃から260℃まで使える広い温度範囲と、幅広い耐薬品性、絶縁性、難燃性、高い対候性を持ちます。
フッ素樹脂系では一番有名なPTFE(テフロン)と比べると、耐薬品性は同等。透明度が少しあります。
溶接や成型が可能な点で、押出成形のチューブや、射出成型で自在な形状も作れる事から、扱いやすく優れた材質と言えるでしょう。